美容師という仕事は、全国約２５万軒の美容室があり、約５０万人いる美容師の中から自分がお客様に選ばれて施術させていただく仕事です。

お客様は大きな希望と最大限の要望を叶えるために来店してくださいます。一人のお客様と出会えるのは奇跡といっても過言ではないと思います。だからこそ事前の準備（自分の技術、店の環境）を万全にしてお客様を迎えます。

しかしお客様はその準備や努力を見ることはありませんし、美容師も見せません。そして、美容師に求められるのはお客様の希望、要望を叶えられたかの結果のみです。希望、要望を叶えることができれば再来店（合格）へ、叶えられなければ失客（不合格）となります。

今回何が言いたいかというと、実技試験はまさに美容師の仕事と同じであるということです。 試験基準をお客様の希望、要望とすると、それを叶えることができれば合格（基準到達）、叶えられなければ不合格（基準未達成）です。

本日、２月４日（土）から６日（月）までの３日間、埼玉県での美容師実技試験が行われます。

約２年間待に待った予約待ちのお客様（ウィッグ）の希望、要望を叶える日です。だからこそこの日のために、どの生徒も本気！先生方も本気！で過ごしてきた日々だと思います。

先生方が生徒に厳しく伝えていることは、何年にも渡り培ってきた経験と知識により生み出された言わば伝家の宝刀！それを携えて試験に挑んでいくのですから、まず問題はないでしょう！

油断大敵という言葉は、注意を少しでも怠れば、思わぬ失敗を招くから、十分に気をつけるべきであるという戒めです。試験終了そして自宅に戻るまでが試験です。自宅に戻るまでは気を抜かずに！

最後に、今朝も随分と冷え込んでいます。受験生の皆さんには、防寒対策と忘れ物が無いように身支度を整え会場に向かってくださいね。