この格好、何だか分かりますか?
この格好は高齢者が感じる体の動きづらさや見えづらさを体感できる装備なんです。
日本では約4人に1人が高齢者という超高齢社会。
これからは最新のスタイルを作る技術だけではなく、どんな年代のお客様にも「安心・快適・満足」を与えられる美容師が求められているのです。
そこで、今回は高齢者の疑似体験と必要なサポートについて考える授業を行いました。
ひじ、ひざ、足首といった関節にサポーターとおもりをつけます。
関節が曲げづらくなって、さらに重いので自由に腕や足を動かしづらいです。
ベストの前ポケットにも約4㎏のおもりを入れて、自然と前かがみの姿勢に。
レンズが白く濁ったメガネをかけて、高齢者の方に見られる緑内障という目の病気にかかったときを再現。他にも視野が狭く見えるゴーグルのようなメガネもありました。
高齢になると手のひらの感覚が鈍くなったり、指先が動かしづらくなったりするため、手のひらにサポーターも装着。
足元が見えづらかったり、体が動かしづらかったり、いろいろな発見を体感していました。
ひざが曲がらないから階段の上り下りは大変。
高齢者の方がどんなところに不安を感じるのか体感したあとは、サロンワーク。
こまめなお声掛けや体を動かす時にサポートが必要ですね。
「ハートフル美容師」養成研修という美容師の方向けのこういった研修会も行われているんですよ。
社会に貢献できる美容師になるために美容学生も美容師の方たちも日々、頑張っています!!